普段から鉄不足を感じている人は少ないだろうが意識すると思い当たる方もいるだろう。
特に鉄不足に陥りやすい女性は普段から鉄分をとるよう心掛ける必要がある。
てつにはヘム鉄と非ヘム鉄があり、どちらも必要ですが肉や魚に含まれる動物性のヘム鉄のほうが吸収率が高く、野菜などに含まれる植物性の非ヘム鉄は吸収率が低いと言う特徴があります。
非ヘム鉄は良質のたんぱく質やビタミンCと一緒に取ると吸収率がアップするという特徴もあります、なのでバランスの良い食事を心がけましょう。また造血効果のあるビタミン12、ビタミン6、葉酸も一緒に取るといいだろう。
貧血予防や鉄不足に効果のある食品は
・春ならカツオ、赤貝、あさり、キャベツ、イチゴなどがある
・夏ならキハダマグロ、穴子、ホウレンソウ、メロン、ゴーヤ、オレンジ
・秋ならイワシ、カツオ、柿、さつま芋、サケ
・冬ならカキ、ホウレンソウ、小松菜、みかん、ブロッコリーがある。
レバー(牛、豚、鶏)は一年中手に入りますが、苦手な方もいるのでミンチにして混ぜこむなど一工夫必要です。
鉄分を意識して取るようになり頭痛や、体調の改善をされた方もいます。もうすぐ夏本番ですが、それまでに免疫力を上げて夏を乗り切ろう。
鉄不足で障害が!!
鉄が不足すると、運動機能低下、体温保持機能、免疫機能、子供の知能、コラーゲンの合成機能が低下することが知られています、特に子供の場合は鉄不足により脳の発達に支障をきたすことがあります。
子供の脳は大人の脳の約8倍の成長スピードで成長するので栄養はしっかり取っておくべきです、もし2歳以下の子供の鉄分が少なすぎるのが3か月以上続くと、脳の情報伝達物質に障害がでて認知症や運動能力低下など重くなる場合もありますが、ほとんどの場合は定期健診などで問題があれば主治医からアドバイスがもらえるので大丈夫です。
一日の摂取量の目安は男子高校生で9.5mg、女子高校生で10,5mgとされています。
逆に取りすぎると鉄中毒になる場合もあります約20mg以上取ると、最初は胃や消化器官が刺激され出血する場合もあります。数時間以内に鉄が細胞に害を与え、細胞内の化学反応が阻害されます。
数日以内には肝臓に損傷を受けます、回復してから数週間後に以前受けた刺激によって、胃など消化器官や肝臓に瘢痕(はんこん)が生じます。
鉄のフライパンを・・・
サプリメントなどで鉄分を取ると過剰に取ってしまうのですが、普通の食事からならそういったことはないです、しかし毎回気にして三食作るのがしんどいという人は鉄なべ・フライパンを使うのがベストです。
鉄のフライパンは大きさにもよりますが安いので3000円から高いので10000円くらいまでのものがあります。
商品の説明書にある通りの手入れが必要ですが基本は、購入したらまず「焼き入れ」をします、表面に酸化防止剤が塗ってあるのでまずそれを空焼きして薄く青くんるまでやきます、煙がたくさんでるので換気をよくするか外でやりましょう。
次に、冷めたら油をたっぷり入れて火にかけ油慣らしをします、すると段々といい感じの黒さになりますこの時にフライパンの端までしっかりと油を慣らしましょう。
そうしたら最初の手入れは終わりで、次からは使った後に洗剤を使わずにフライパンが熱いうちに湯または水で洗いたわしでこすりましょう、そのまま置いておくとサビの原因になるのでもう一度火にかけ水分を飛ばします、最初の方はこの時にもう一度油をなじませてしまいます、しばらく使っていて水洗いしたとき水をしっかりはじくようなら使い終わったら油をひかないで結構です。
使っていてフライパンの周りに焦げのようなものが付くときがあります、そういう時は金たわしでこそげ落としもう一度油慣らしをしてください。何度でも復活できるのが鉄フライパンのいいところでもあります、テフロン加工などではできないことです。
まとめ
・鉄分の多く含んだ食材を意識して取り入れてバランスよく取ることが大事
・摂取量を守ればサプリや錠剤も取り入れてok
・鉄製のフライパンを使うと適度に取り入れることができる
最近出てきた商品ではスヌーピーやアマビエ、野菜の形の南部鉄玉がありそれを一緒に煮込んだり、ごはんを炊いたりしても簡単に鉄が取れる便利なアイテムだ。