健康については皆さん気を付けておられるのではないでしょうか?発酵食品や、デトックス効果食品、無添加食品いろいろありますが、今回は食べすぎて胃がもたれてる場合も大丈夫、全部サッパリ酢にお任せ。
酢は何で出来ている?意外と知らない酢の作り方
醸造酢(じょうぞうす)は、穀物、または果実を原料としたもろみ、またはこれらにアルコールもしくは砂糖を加えて酢酸発酵させたものである。
その中で、「穀物酢」と「果実酒」に分かれる。穀物酢の中でも原料が米のみで作る米酢はうまみ成分や糖類が多く含まれるので、風味が濃厚で寿司酢によく使われる。
他にも中国由来の黒酢は、アミノ酸が多く含まれ、甘みがつよいです。大麦黒酢は大麦のみを使用した黒酢です。
果実酢は、西洋のワインビネガーは、赤・白ワインビネガーがありそれぞれワインに似た風味がありドレッシングやソースの味付けに使われる。
イタリア産の高級酢バルサミコ酢はブドウの果汁とワインを合わせ、樽で長期熟成させる。熟成期間が長いほど酸味がまろやかで甘みがあり、香りも良くなる。
梅酢は、梅干しを作ると染み出てくる漬け汁を利用したもので、塩おしして出てきたものは白梅酢、シソの葉を加えて染まった汁を赤梅酢と呼びます。
米酢ができるまでには大きく分けて4ステップあります。
- ステップ1:糖化・酒精発行。まずはお酒を造ります、米を蒸して「米麹」と「水」を加えると、酵素の働きで米のデンプンが糖に変えられ、それに「酵母」を加えて糖をアルコール発酵してお酒を造ります。
- ステップ2:酢酸発酵。次に酸に変える作業です、お酒に「純米酢」を合わせて加温し、酢酸を加えると、酢酸菌のちからでお酒のアルコール成分が、お酢の成分である酢酸に変わります。
- ステップ3:熟成。発酵が終わったお酢の味を整えるのに、一か月程度じっくり寝かせ、熟成させるのです。
- ステップ4:ここまで来たら仕上げです。味や香りを損なわないように、ろ過、殺菌を行い、衛生的なラインで瓶詰めされて出荷します。
いろんな酢を作って楽しもう
作り方を知っても米酢は作るのが大変です、そこで果実酢なら簡単にできます。
まずは皆が大好きなイチゴのフルーツ酢
- イチゴ100gはよく洗いペーパータオルで水気を拭いた後にヘタを取ります。
- 密閉できるビンに氷砂糖200g、リンゴ酢または穀物酢200cc、を入れ蓋をして涼しいところに置きます。
- 一日一回蓋をしたまま全体に行き渡らせるように、軽く振りまぜ一週間程度で出来上がりです、漬け終ったら果実は取り除いておきましょう。にごる原因になります。
- 冷水または牛乳で約5倍に薄めていただきます。
その他にも氷砂糖と、酢の量はそのままで、果物をキウイや、ドライプルーン、オレンジに変えてもなんでもおいしく仕上がります。
デトックス効果の高いフルーツビネガーウォーターも簡単にできます。
- まず、オレンジ1/3 個、キウイ1/2個、イチゴ2個ブルーベリー10粒をそれぞれ、洗って皮をむき半分にします。
- リンゴ酢大さじ2と、はちみつ大さじ2、水450mlを保存容器に入れてよく溶かします。
- そこに、切ったフルーツを入れて、3~4時間冷蔵庫で漬けますあとはそのまま飲むだけです。
この時に酢を黒酢や、キウイ酢などに変えてもいいでしょう。
酢の効能を使って様々な料理に使用
酢の大きな特徴の一つに強い殺菌作用があります、食中毒を起こす細菌を酢につけると、5分で死滅することがわかっています、アニサキスの場合は死にません。
生の食材に酢を使うのは、酢の強い殺菌作用に期待するという意味もあるのです。
その他にもたんぱく質を固める働きもあります。牛乳に酢を入れて煮ると凝固します、カッテージチーズを作るのもこの作用です。
また、焼き魚を焼くとき、皮が焼き網について剥けてしまい見た目が悪くなってしまうことがあります。これを防ぐには焼き網に酢を塗っておくとくっつかず、魚がきれいに取ることができます。
健康面では、酢に含まれる酢酸、クエン酸、リンゴ酸が乳酸を分解して代謝を促進するので、疲労回復や老化防止、生活習慣病の予防に効果があるとされています。
簡単ラッシー
- 牛乳200mlと酢小さじ2を入れてとろみがつくまで攪拌(かくはん)します。
- そこに好みのジャムをで加えて完成。
これなら毎日とれそうです。酢は体にいいと言っても毎日摂ることで効果を発揮しやすくなります、料理に加えてもいいですし、果実酢でラッシーを作ってもいいですし、とにかく続けることが大事です。頑張らずに続けよう酢生活!!