フジテレビでは、7月スタートの月9ドラマで、坂口健太郎と杏がW主演を務める「競争の番人」を放送することを決定しました。
坂口健太郎と杏の共演は、2016年の公開映画「オケ老人!」以来なので約6年ぶり、ドラマの共演は今回初となります。
今作の舞台は、今までドラマで描かれることのなかった「公正取引委員会」。名前だけでも聞いたことがあるのではないでしょうか?
原作は、4月からの月9ドラマの「元彼の遺言状」の原作者であり、第19回の「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新進気鋭の作家・新川帆立が「現代小説」で連載し、5月9日に発売された最新刊「競争の番人」です。
同じ作家の作品を2クール連続で放送するのは異例の事です。
坂口健太郎月9ドラマ初主演!
今回の作品は、坂口健太郎演じる冷静で天才ひねくれ物の小勝負勉(こしょうぶつとむ)と杏が演じる、実直で感情のままに行動する刑事の白熊楓(しろくまかえで)が公正取引委員会・第六審査、通称”ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動において自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実を炙りだしていく。
「独占禁止法」誰もが学校の授業で習ったことのある言葉であるが実際にどのような活動をしているか描かれることのなかった行政機関、「公正取引委員会」の実際の場所での撮影するなど、全面協力の元リアリティーあふれる作品に仕上がっている。
凸凹バディーが企業の不正を暴き倒す
競争の激しい現代で、不正な手段で利益を生もうとする画策する企業もあり。そんな行為を見破り、フェアな市場を提供する公正取引委員会(略して、公取)、はまさに競争の番人とも呼べる存在です。
企業への立ち入り検査などを行う権利がある一方、警察の捜査令状のような強制力はなく、他の官庁からも「弱小官庁」とやゆされることもあります。
そんな公取で働く小勝負(坂口)は、20歳で司法試験に合格。東大法律学部を首席で卒業後、どの会社や、官庁に就職できたのに、あえて公取に就職したのは何か複雑な過去を持っているのか?
狂気に満ちた使命感を燃やす理由も物語の中で明かされていくのか?
そんな身勝手な行動に、いつも振り回されているのが相棒の白熊(杏)だ。理屈的な小勝負に対して、正反対の性格の白熊、男勝りな性格で、警察官の父に憧れて自らも警察になった。しかしある事件で犯人を取り逃がしてしまい、それが原因で公取に異動しました。弱小の官庁に配属になってしまい、やる気は0だが、こせいゆ豊かなダイロクのメンバーと共に、企業の不正を暴こうとほんろうする。
しかし警察のような強制力がないので白熊は公取の実情に愕然とする。
頭がよすぎるあまり、突拍子もない行動をとる小勝負と、実直で感情のままに行動し、頭より先に行動し気持ちと体で体当たりしていく白熊とはなかなか分かり合ええず対立してしまうが、1話・2話・3話辺りから相棒としてお互いを理解しあえて、最高の相棒になること間違いなしです。
新川帆立の最新作!「競争の番人」
新川帆立(しんかわほたて)は元プロ雀士の弁護士でもあるすごい作家です。
前作「元彼の遺言状」も大ヒットを終え、新作「競争の番人」も月9で放送されます。7月7日七夕の夜にはイベントも開催されます。
新刊『先祖探偵』が7月15日に刊行予定!櫻木みわさんと、藍銅ツバメさんとお話しイベントです。お二人も同時期に新刊が出るのでトリプル刊行記念になります。
https://twitter.com/hotate_shinkawa/status/1536844558138490880
公正取引委員会とは!?
そもそも公正取引委員会とは普段何をしているのか?
最近のニュースでは食べログが不正に星野ランキングを減らしたと話題になり、独占禁止法が適用されました。この独占禁止法を調査、報告するのが大きな仕事です。
「食べログ」の評価基準の変更の影響で売り上げが減ったとして、飲食チェーン店が損害賠償を求めていた訴訟で、東京地裁は食べログ側に約3800万円の損害賠償の支払いを命じる判決を出しました。基準変更が独占禁止法が禁じる「優越的地位の乱用」に当たると判断しました。 https://t.co/j2pyYQBUve
— 日経 法務・税務取材チーム (@nikkei_legal) June 16, 2022