一年で一番ウキウキする季節、春がやってきました。何か新しいことを始めるのに持ってこいの時期でもあります、夏に向けてのダイエットにウォーキングやランニング、春を告げる桜やつつじの花に、フキノトウやわらび様々ありますその中で春に採りたい旬の食材は筍があります。
山菜系はアクが強く苦手な方や嫌いな方もたくさんいるのではないでしょうか?その中で私がおすすめする食材は筍です。
食べすぎるとはしかくなってくるのですが少量でしたら大変体に良い食材なのです。
目次
薬膳の効果!!春先の体調を整えてくれる
春を代表する食材の一つである筍。スーパーで一本200円くらいしますが、その効果は体にこもった熱を取り除き、水分の代謝を促す作用があり、体調を整えます。また咳やたんを鎮め、消化不良や便秘を解消。むくみやじんましんを抑える効果もあります。
注意点としては、体を冷やす作用があるので、胃腸が弱い人は食べ過ぎに注意が必要です。
旬は4~5月で、小ぶりで重みがあり、切り口が白い物が良いとされています。食べ合わせではフキノトウをプラスすればデトックス効果、わかめをプラスすれば便秘、むくみに効果があるとされています。
主な栄養素
旬のものは栄養も時期外れのものより豊富に含んでいるのでその時期時期に合わせてたべていきたいです。
疲労回復に効果大、グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸などのうまみ成分でもあるアミノ酸が含まれています。ゆでた時に出る白い物はチロシンで食べても害はないです。
カリウムを豊富に含んでいます
ナトリウム(塩分)を排泄する役目があり、高血圧に効果があります。足のむくみなどを取る作用もあります。
食べ過ぎに注意!!
アクが強いので食べ過ぎると吹き出物やアレルギーに似た症状がでることがあります。
食物繊維の塊
食べてもわかるように食物繊維が豊富に含まれているため、便秘や大腸がんなどの予防にも効果的です。
筍のアク抜き米糠がないときの3選!
昔から筍のアク抜きに使われてきたのは一般的に米ぬかですが、現代において米糠がすぐに手に入らないことがあります。
そういう時の代用品としてまず挙げられるのが米のとぎ汁です。
米を炊いてしまって「とぎ汁が無いどうしよう」という時は、軽く米を一握り入れて下ゆですれば大丈夫!同じ効果が得られます。
一番手軽に出来るのは、重曹で湯がくことです。山菜のあく抜きでよく使う重曹でもある程度あく抜きはできますが、体感で少しピリピリ来るような感じがしますのでこれはあまりお勧めしません。
珍しい方法では大根おろしの汁で2時間ほど漬け込み水でさらしてから出汁で炊く方法ですが、筍の香りがしっかり残る感じはしますが、新鮮な筍でないとあまり期待できない方法です。
結果糠で炊くか、米のとぎ汁が一番の方法だと思います。
春の食材盛り込みレシピ
旬の食材だけで作ろう!筍と言ったらやっぱり煮物!!今回はおばあちゃんがよく炊いてくれた煮物を再現していきたいと思います。
- あく抜きした筍・・・一本(一口大に切る)
- 水・・・200cc(筍が浸かるくらい)
- 出汁の素・・・大さじ1
- 砂糖・・・大さじ1
- 酒・・・大さじ2
- 薄口醤油・・・大さじ2
- みりん・・・大さじ1
これらを順に鍋に入れていきあとは煮汁が半分くらいになるまで煮詰めるだけ、おばあちゃんは石油ストーブに乗せてずっと前で座ってみていました。またここにシーチキンやわらび、こごみなど入れて一緒に炊いてもおいしいです。
次に簡単に出来る春パスタ、「筍のペペロンチーノ」の材料、作り方は
- スパゲッティー・・・200g
- 筍・・・約200g
- シラス干し・・・大さじ3
- アスパラ・・・2本
- ニンニクみじん切り・・・一かけ分
- トウガラシ・・・一本
- 木の芽・・・適量
- 塩、オリーブオイル、薄口醤油
手順は
- まず、鍋に2Lの水を沸かし塩山盛りの大さじ1を入れて、スパゲッティーをゆでる。
- 筍は一口大に薄くスライスする。アスパラは軽くピーラーで皮をむいて食べやすい大きさに切る。
- フライパンにオリーブオイル大さじ2、ニンニク、トウガラシを入れて弱火にかけ、ゆっくり炒めて香りを出す。筍、アスパラを加えて、シラス干しを合わす、醤油大さじ1を加えスパのゆで汁を50ccほど入れて乳化させる。
- スパゲッティーが茹で上がったら湯を切り手早くフライパンに入れてサッと混ぜ合わせる。器に盛り木の芽を乗せて完成!!
他にもさまざまな料理のアクセントとして入れていくと、食卓に花が咲きあなたにとって良い風が吹くでしょう。