金曜ロードショーで初放送する「超実写版ライオンキング」!シンバやムファサ、プンバなど魅力的なキャラが多く存在しますが、悪役でいるスカーは思っているより実は優しかった説があります。特にニコニコしているシーンは可愛くもありますね。今回は傷痕にちなんだあだ名のスカーと呼ばれるのではなく、「タカ」と言う本名で登場しています。
悪役なのになぜ「かわいそう」や「優しい」など言われているのかいろんなところから情報を集めて紹介いたします。
目次
ライオンキングのスカーは実はいいやつ?
誰もが知っているスカーは実は優しさに溢れていたと言う事実もあります。
物語の中でスカーはシンバを群れから追い出しただけで済ましてしまい確実に殺さなかったこと、自然界のライオンでは新しボスになると、反乱を恐れて前のボスの子供は殺してしまい自分の遺伝子だけ残るようにします、その点ではスカーは兄(ムファサ)の子であるシンバを自分の手で殺すことはできなかったのだろうと思います。
その他にも、群れのメス達を支配しきれていなかった点です、メスがムファサやシンバを慕っていたのはわかりますが、リーダーが変わるとそれに従うのが自然なライオンですが、スカーがそこまでしなかったのはムファサを殺してしまって甥っ子(シンバ)を追い出した罪悪感から来るのだと思います。
結果スカーは悪役になりきれずに、善良な心が勝ってしまい、ツメ甘い結末になったのかもしれません。
ライオンキグ:スカーは悪くない説
物語ではスカーは悪い役となっていますが実は悪くなかった説について考えていきます。
スカーの作った王国はそんなに悪いのか?ファンの大概の方は「そんなの当たり前!スカーは確実に悪!」と言うと思いますが、序盤の方で、前のリーダーのムファサを崖から落とし、シンバを群れから追いやったのはアクだろうと思います、が犬猿の中とも言えるハイエナとの和解し協力関係になって歴史的快挙を遂げたのはすごいことです。
その際の規律として、肉食獣のハンティングの制限を失くしたことによって王国が最悪な状態になってしまいましたが、肉食獣が狩りをし草食獣が減ったのであれば森は育ち森も豊かになります、そして肉食獣は減りまた草食獣は増えると言った、自然のサイクルにこの「ライオンキング」は反しています。スカーの政策は正しかったのでは?と言う要因です。
ハイエナについても、ムファサ王権の時は飢えているように描かれていましたが、その他のチーターやヒョウも同じような状況だったのでは?と思います。百獣の王であるライオンがその草原を仕切っていたというなら、ハイエナだけ追い出していたのは勝手なイメージでハイエナはライオンなどの肉食獣が狩った獲物を横取りすると言うイメージを持っていたからであって、実はハイエナやチーターの方が狩りの成功率は高いのです。
ムファサの行っていた政権では、ライオンなどの肉食獣が食事制限させられていたということなので、ライオンのリーダーの資質があるのはスカーの方だったのでは?と思います。ただ喧嘩が弱かったと言うだけなのです。
ファンの中にはスカーがかわいそうと言う声も!
子供のころから何度も観ている方は『昔はスカーは完全に悪役に見えたが、実写版のライオンキングを見たら印象が違った』ようで、その場面は、ムファサとバズ―には『いい敷物になるぞ』と陰口をたたかれ、ジンバに至っては、無神経に『僕は王様で、おじさんは何になるの?』と子供の残忍さが出た場面で、スカーが可愛そうと言った理由です。
その他にも、ハイエナとなぜ同盟を組んでいたのに裏切られシンバにも敗れたのでしょう?
精神科医の方も分析してくれています
スカーの企みにより、王国は大変なことになります。ではなぜスカーはあれだけ敗北感や劣等感をもって、ひねくれ、ひがみ、他社を恨みだますのか?
人間には二つの能力があり、愛する力と知る力です。この二つの力を持ち合わせている人は活気に満ちていて、愛だけだと最悪の事態で解決策を出せず自身が犠牲になったしまうこともあるそうです。
そして知力だけしかない人はどうなるかと言うと、スカーになってしまうのです。知力に長け愛が無いと、自分が一番偉いと思い込み知恵で他社を支配しコントロールしたくなってしまうのです。
スカーも母親からの愛情もあって愛とはどんなものか知ってはいると思います。しかしスカーを変えてしまう出来事が起こってしまい一つ間違えれば誰でもそうなってしまうのです。スカーは悪いですがそうなってしまうのは誰でも可能性はあります。
なぜシンバは父親殺しの罪をかぶったのか?
シンバはスカーにマインドコントロールされたのです。
シンバはムファサが崖から落ちるところを観ているのになぜ自分が犯人だと言ってしま田の家と言うと、シンバは憧れである父と同時にどこかで脅威を感じていたので、実際に父親を倒すことはありませんが、息子は父親に取って代わることを意識している。
親子の間にある潜在的な罪悪感、この親子の関係のもろさにスカーは「本当は父親を殺したのではないか?」「ヌーの群れを連れてきたのは自分だ」と言われ、ムファサの落ちるところを見ていたのに忘れてしまい逃げ出しました。
ニーチェは7運命に7翻弄され喜びから苦しみまで味わう振れ幅の大きい生き方を「ディオニュソス的」、賢く理性的な生き方を「アポロン的」と言っています。
アポロン的生き方は一見正解な感じがしますが、これだけでは生まれた意味が無いと感じてしまいます。世の中にはあらゆる楽しみがありそれを味わい尽くすことで、弱さを知るし、仲間もできる。そしてその果てには「私はいったい何者か?」と言う疑問がわきます。シンバにとってのブんヴァやティモンの存在のおかげでシンバの楽しい旅は終わり自分の使命のために帰ってしまったのです。
まとめ!
それではまとめです!今回の調査で分かったことは、スカーは自然界のライオンとしてはとても真っ当で、力は弱いがリーダーとしての素質はあり、この物語では悪役として登場したが、実は優しさもあったがひねくれてしまって、悪だくみをしました。ですがハイエナと同盟を組むなど革命的なこともしており優秀さが垣間見えますが、ほんの少しだったのと、詰めの甘さが原因で負けてしまったのでした。