酵素風呂は2021年から話題になり始めましたが、今でも人気の温浴法です。ヒノキのおがくずや米糠に入る酵素風呂は、全身を優しく温めることで体への負担も少なく、お肌に良い効果が強く他に、ホルモン系のトラブル、ストレスや肉体疲労、腰痛や肩こり、冷え症にも効きいいこと尽くめのようです。
ですが砂風呂などと違い、微生物の発酵によって起こる発熱を利用しているので衛生面や米糠の臭いが苦手、米の虫・ゴキブリがいる?他人の汗が気になるなどデメリットことについて調べたことを紹介していきます。
目次
酵素風呂って汚い?かぶれたりして不衛生ではないのか?
酵素風呂って米糠やヒノキを混ぜて発酵させた時に出る熱を利用するのですが、そうすると洗い流せないということですよね?そうすると一人ずつ米糠を変えてるわけではないので汚くない!?と初めに思いますよね?でも大丈夫!
結論!汚くない!?
酵素風呂の雑菌繁殖は基本的にはありません。それに米糠に落ちた汗ですが浴槽には残りません。
なぜなら酵素風呂内は60℃~70℃に保たれており高温になってます。なので雑菌は繁殖せずに抑えることが出来るのです。
米糠に対しても毎回は交換していないですが、老廃物などは浴槽内のバクテリアが食べてくれます、だから汚くはありません。
入るときも裸で入るか、紙下着をつけるかで抵抗に違いが出てきますが、乾燥してサラサラの状態なら安心して入れそうです。
かぶれる・かゆみの出る人もいる?
酵素浴の後、赤いブツブツが出る方もいるようです。
米ぬか酵素風呂に入られ、入る回数を重ねると体に「湿疹、皮膚の赤み、下痢、便秘、頭痛」などのあらゆる症状が出て体調不良が現れることがあります、この症状を「好転反応」と言います。
好転反応とは、体に溜まった毒素や老廃物を出して、デトックスしようとするために現れます。この好転反応は、現れる症状もタイミングも消える時間も個人差があります。
痛みや不調の既刊が長く回復力が低下している方ほど、好転反応を強く感じる傾向にあります。
今までにない大きな変化に驚かれ、不安に感じることもあるかもしれませんが、これは体にとっていい方向に、健康になるためのステップであり、今まで酷使してきた身体が、回復に向けて動き出したサインでもあります。
また好転反応好転反応が起こっても感じない方も多く、反応が無いからと言って心配することはなく確実に良い方向へ動いています。
他人の汗大丈夫?
酵素風呂は15分でマラソン2時間分の走った量と同じで、発汗量は岩盤浴の3倍にもなります。それだけ多くの汗が出るので他人の汗って気になりますよね?
通常の温浴施設では浴槽に汗が落ちますが、酵素風呂の場合はおがくずに汗が落ちてそのまま浴槽外に落ちるため衛生面で心配はないのです。細かく説明すると、汗は酵素パウダー(米糠、ヒノキ)に吸収され、体に付着します。
退浴時には、パウダーを付けたまま桶から上がり、桶の外でパウダーをはらうので桶の中には汗は残らないようになってます。
気になる方は衛生面についてほとんどのサロンが注意書きなど店頭で記載されていたりするのでご確認のほどよろしくお願いします。
気になる衛生面について!
温泉などはお湯がずっと流れてている状態なので安心ですが、酵素風呂の場合洗い流すことができないので前の人の菌が残っているか心配に思う方もいると思います。
各サロンにもよりますが、他の方が入った後(入酵)はしっかりと空気を入れ替えます。手作業で全体を混ぜ起こすのです、これだけでも重労働ですが、その後30~40分しっかりと発酵し直すことで雑菌が死滅(分解)され、米ぬかの良い菌だけが生き残ることが出来るのです。
低温殺菌が常時続いている状態になります。
一般的に雑菌が繁殖する温度は40℃前後と言われていますので、常時60℃以上保っているのであれば雑菌が増えることはないでしょう。これは大腸菌群や黄色ブドウ球菌の発生が見られない温度でもあるので安心材料になるでしょう。
酵素風呂のデメリット・メリット
デメリットとしては、米ぬかを使っているので、発行した際のきつい臭い(糠漬けのような)がします。糠漬けの好きな方には何ともないでしょうが苦手は人は、ヒノキのくず粉や、コーヒーのカスなど混ぜている施設を選びましょう。また米糠(米)やヒノキ(木)、コーヒー(豆)など植物性の有機物を、酵素の素になっていて微生物が分解する際に熱が発生するようになっています。
これは日々の手入れ(攪拌)をしていないと熱が弱くなり、発酵がしなくなります。また発酵すると微生物が発生し「酵素」が発生します。毎日しないと終わりなので、スタッフ側の負担が大きいですね。
メリットとしては、米ぬか100%の酵素風呂でしたら。
発熱が上がりにくい、とにかく熱いため短時間で汗が噴き出る。極度の冷え症や、低体温の方にはおすすめです。
サロンによりますが米糠は粒子が細かいため全裸で入ることができます。
ヒノキが入っている酵素風呂は抗菌作用がプラスされるため皮膚疾患などにも効果的です。
酵素は皮膚から吸収されるのか?
医学的には、酵素は皮膚から吸収されません。理由は分子が大きすぎるためです。皮膚にはバリアゾーンと言うのがあり、化粧水などは皮膚の表面を整えるもので、「肌の奥まで浸透する」とうたっているもの基本的には角質層までしか吸収されません。
吸収されなくても米糠の有機物を分解する働きで体の表面の古い角質を取ってくれる効果も期待しています。(ドクターフィッシュのような感じですね)
また、入浴中は38℃まで体温が上がることによって、ヒートショックプロテインが体内に生成し、傷ついたたんぱく質が修復されることで様々な体調不良が改善されることもあります。
医学的にはまだしっかりと解明されていませんが、サウナや岩盤浴と同じように体の芯から暖まることで体にとっていいこと尽くめなのでしょう。