今は飲食店の時短営業の影響で仕事終わりの飲み歩きができなくなっていますが、それでも家で飲んだり、今公園などの外で飲む人たちが増えてきています。やっぱり集まりたいですよね、仕事の愚痴を吐いてストレス発散したり、パートナーと楽しい時間を共有したり人にとってなくてはならない時間だとおもいます。
しかし飲みすぎて次の日二日酔いに悩まされた経験は皆あると思います。今回は二日酔いに強くなるサプリ・薬用効果のある食品を共有したいと思います。
頭が痛くて何もできない二日酔い体で何が起こっている?
そもそも私たちの体で何が起こっているかご存知ですか?
私たちの体はアルコールが取り込まれると、胃や腸で吸収し、血液中に溶け込み肝臓に送られて分解します。アルコールを分解する過程でアセトアルデヒド(有害)になり、ALDH2と言う酵素の働きで酢酸(無害)に変えて炭酸ガスと水にして体外に排出します。
ALDH2が重要になってきて大きく分けて3つのタイプに分けられます
- 酵素の活性が全くない人(非活性型)
- 酵素の活性が弱い人(低活性型)
- 酵素の活性が強い人(高活性型)
とわけられます、これを見ればわかりますが、非活性型は酒の匂いでも酔ってしまうくらいに弱いのが特徴で、高活性型の人は飲んでも全く酔うことがないのでこの人は、逆にお酒を飲んでも酔わないので嫌いと言う方が多いような印象です。
この酵素の多い少ないは遺伝によるものがほとんどで、生まれ持った物なので自分の体を知ることが重要になってきます。
二日酔いの頭痛は、片頭通や緊張型頭痛と違い脈打つようにガンガンとします、大声を出されると頭が余計に痛くなるので怒られるのはこのためです。
二日酔いの原因は様々なことが言われていますが、大きく影響しているのは、分解される過程で出る有害物質のアセトアルデヒドである。この有害物質が処理しきれずに多く体内に残ると頭痛の原因になります。
- アセトアルデヒドは血管を拡張させ、神経を圧迫し炎症させ痛みを発生させます。
- 広がった血管から水分が漏れ出し血管を取り巻く組織や、脳にむくみが発生し圧迫して痛みを与えます。
- また、アセトアルデヒドの備蓄量が増えると痛み増強剤が発生しますます痛みを与えます。
そうならないために飲む前・途中・後でタイミングよくケアしよう
まず食べる前に、空腹時には飲まないように!
胃が空っぽのときにアルコールを摂ると胃痛や胃炎の原因になります。
また空腹時にはアルコールの分解スピードがおそくなり、さらに肝臓内にある分解酵素の一つ(NAD)の量が少ない状態になっているのでまずは何か食べてから飲みましょう。
しかし、何でもよいというわけではなく、ポテトフライや唐揚げなど飲むときには必ずと言っていいほど定番の物ではありますが、こういった油ものは最初に食べるのはやめときましょう。
油ものは胃に残りやすいので、胃酸が大量に出てしまい胃に負担がかかりますのでまずは、野菜や炭水化物など分解しやすい物を取りましょう。食べると消化酵素が増えるのでアルコール分解スピードも上がります。
炭水化物から糖を取り込むのには時間がかかるため、飲んだ後に低血糖を未然に防ぐ予防策にもなります。またそう言った意味ではラムネの主成分はブドウ糖なのでいつ食べても吸収が早く効果的です。
飲んでいる最中は、意識して水分を取りましょう。酔いを和らげる効果と、飲んだ後の脱水症状を緩和するのを目的とします。
飲みすぎた後のお風呂は避けましょう、不整脈や血圧の変動を起こすことがあるので、翌朝にシャワーをするなど飲んだ後は気を付けましょう。
水分の補給も大切ですが、迎え酒は絶対にしないように!!常温の水が一番いいでしょう、炭酸水は胃を刺激して胃酸が増えてしまうので避けましょう、しかし炭酸水の方がすっきりして良いという場合は大丈夫です。
肝臓に休みなし!!
体内の化学工場と言われる肝臓は、毎日活動しているわけだが、アルコールを大量摂取したり、肥満体系にあると肝臓にも脂肪が付き病気になりやすいことがわかっている。
一日に1~2杯のコーヒーを飲むと肝臓に脂肪が付きにくい。また、国立研究開発法人 国立がん研究センターからもコーヒーをよく飲んでいる人は肝がんの発生率が低い、といった研究結果が出ています。
そんな肝臓にとって良い食材は
- ホウレンソウ
- トマト
- ブロッコリー
- 赤身肉・魚肉
- シジミ
- 海藻類
- きのこ類
- あさり
- 玄米
- 大豆
等があります。
これらな食材には肝臓の活動エネルギーである、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、食物繊維が多く含まれています。過激なダイエットでこれらの栄養が不足すると逆に脂肪肝になるころともあるので適正量を目指しましょう!また肝硬変まで進んでいる人はたんぱく質を多く摂りすぎると違う病気になってしまうので気をつけましょう。
食物繊維は便秘解消にも役立ち、代謝アップ効果もあります。消化にもcalを多く使うので肥満予防、脂肪肝予防に最適です積極的な摂取をおすすめします。
頭痛薬「アルピタン」がよく効く
アルコール頭痛の時はアルピタンがよく効くと思います。
特徴は大きく3つあります
- 血管拡張抑制作用・・・・・・尿量を減らして脱水症状に対処しながら、アルコールの代謝を促進してアセトアルデヒドが蓄積されることを抑え、血管の拡張と炎症を鎮め、神経の圧迫を緩和します。
- 脳のむくみ抑制作用・・・・・体内の水分量を適正化し、血管から漏れでた水分が脳へと送られることを抑え脳のむくみを改善します。
- 痛み増強物質の産生抑制作用・・・アルコールとアセトアルデヒドの代謝を促進することで、プロスタグランジンなどの痛み増強物質の発生を抑制します。
漢方薬品であり、タクシャ、チョレイ、ブクリュウ、ビャクジュツ、ケイヒから成っている、実は朮(ジュツ)と呼ばれる生薬にはビャクジュツとソウジュツの2種類が存在し、アルピタンは「ビャクジュツを用いた五苓散」を採用しています。
一つずつに包装されており、顆粒タイプなので飲みやすくなっています。食前に飲むとより効果的です。
プロテインも摂りすぎ注意!!
肝臓に負担をかけないとためにはプロテインも程ほどに!肝臓にとって必要な栄養素の一つであるが、たんぱく質も分解吸収するために肝臓でアミノ酸まで分解されるので肝臓にかかる負担も大きくなります。
ただしアミノ酸まで分解されているプロテインだと負担はほぼないのでおすすめです。